今回は自動車の乗り換えをご検討中の皆様に、下取りや買取の査定をしてもらう事についてお話しようと思います。
そして査定前にあることをしておくと、査定金額の上昇を期待できる方法もお伝えしようと思います。
下取り査定や、買取査定という言葉を聞いたことがあると思いますが、皆様は自動車査定のご経験はありますでしょうか。
自動車を乗り換えられた方はご経験があるのではないかと思いますが、査定をされた時はどうでしたか。
「思ったより金額が安かった」
「思ったより高価買取してもらった」
など色々、車の状態やお店や査定をする人によっても買取金額が変わります。
自動車の査定は、時と場所でも金額が変動してくるのです。
ご自分の車を売るのであれば高く買ってほしいですよね。
査定に行く前に、車の状態をチェックしてから行っていれば金額が上がったかも知れません。
同じ査定をしてもらうなら、高く買ってもらう方が良いと思うのです。
チョットした事で金額が上昇するかもしれないとしたら、やった方が良いですよね。
ではどうやったら買取金額が上昇するかをこれからお伝えしようと思います。
査定に行く前の準備
まず査定に行く前に、確認しておかないといけない事が幾つかあります。
車検証や自賠責保険証券やメーカー保証書など、自動車に無くてはならない書類です。
まず査定に必要な書類は、 自動車検査証・自賠責保険証券・リサイクル券 メーカー保証書・点検整備記録簿など
内装は汚れていませんか？
車両の状態、ボディの傷や凹みの状態、内装・シートの汚れやシミなど車の状態を自分で把握しておく事も重要です。
もちろん事故などで修復歴があったかどうかなども知っておく必要があります。
査定に行く前に是非行ってほしい事は、この傷や汚れの掃除です。
査定で良い評価をもらうために綺麗にしておく事が重要です！
オートローンなどがまだ支払い途中で残っている金額を知っておく
下取りや買取をする時に残債があると買い取れない場合がある
残債が買取金額を上回ってしまうと追い金が必要になります。
新車や中古車に乗り換えるのか、それとも手放すので買取なのか
乗り換えの場合はお店で下取りとなります。
買取の場合はお店に売却になります。
下取りや買取の良い時期とは
買取査定や、下取り査定に行く時期として、
効率の良い時はいつがいいのでしょう。
企業やお店などにもよりますが、
一般的には決算期や年度末前などの区切りがある時です。
お店の決算期であった場合
決算期はその時期にお店の売り上げも上げないといけないし、
営業マンにも喝が入れられている事があるので、
多少の無理は聞いてもらえるでしょう。
私の自動車販売店でも決算時期が近づくと、
「売上金額や成約率などを頑張りましょう！」などと色々喝を入れられます。
そんな時にお店に来ていただければ、少々無理してでも買取金額も頑張ってしまいます。
（お客様のお願いも無理して聞いてしまいます）
年度末前（12月～3月）の場合
皆さんよくご存じの年度末、
この時期は何かと忙しい事が多くありますが、自動車業界でも大きな区切りとなります。
４月の新年度になる前に自動車が必要となる新卒者や、引っ越しなどで環境が変わって自動車が必要になる人などが多くおられます。
そうなると新車も中古車も多くの取引が起こります。
つまり自動車の需要が多くなるという事です。
特に中古車などはこの時期に高値になる事が通年です。
そうゆう時期に合わせて、乗り換えや買取をされると高値が付くと思います。
お店のお客様感謝祭イベントやメーカーキャンペーンなど
このタイミングなら普段よりお買い得になる場合があります。
このようなイベントのある時に合わせて商談すれば、お店も金額を頑張ってくれると思います。
これには、イベントがある当日よりも前もって商談しておいて、
「イベント当日に契約します！」
なんて事を言えば営業マンもポロッと良い金額をはじき出してくれるかもしれませんよ。
（私ならそうしています。ここだけの話ですよ。）
営業マンにとってはイベント当日に契約があると成績が取れるので嬉しいものです。
このように時期に区切りがある前などは、下取りや買取金額が高くなる可能性があります。
営業マンも成績があるので、ある区切りまでに成約が必要となり多少無理してでも契約となる事があります。
その時期を上手に利用して商談されることが良いと思います。
下取りや買取査定を検討している方は、
決算期前・年度末前・イベント前に商談されることをお勧めします。
もう一つ付け加えておきます
新車の購入を検討されている方の購入時期の
参考としてお伝えしておきますと、
新車には注文から納車まで時間が必要となります。
最近では１～４ヶ月ほど納期がかかります
新車を発注して納車まで３カ月必要な場合は、
最低でも３カ月前に契約をしないといけないので、
契約時期の調整が必要となります。
納車前３カ月の契約ですから、下取り査定商談となると契約より前に商談に行った方が良いかと思います。
お店にとって新車の成績は、
納車が出来て初めて売り上げになりますので、
年度末(３月)に合わせるのであれば１２月頃には
新車の商談をしておいてほしいのです。
新車を検討されている方は、早めの商談をされる事をお勧めします。
高価買取、高価下取り金額を目指すには
これからが今回の査定前マニュアルのメインになります。
では実際に、皆様の乗っている車を手放す時に査定をするのですが、どうゆう風にしたら高く買ってもらえるのか。
それはズバリ！ 車の状態です！
今までの話は効率よく査定をして少しでも高く買ってもらう事を書きましたが、本質はいかに査定をする自動車の状態が良いかという事です。
年式や走行距離・グレードなどで、だいたいの査定金額は出せるのですが、ボディの状態や内装の状態、そして修復歴や冠水歴などがあるか無いかなどを見るのが自動車の査定です。
私たち自動車業界の査定は、思い込みで車の査定をしているわけではないのです。
実際に私が行う場合の査定方法です
高価買取を目指すためにどのような事をしたらいいのか。
という事をお話する前に、査定では何処を見ているのかの説明をします。
お店や営業マンによって違いはありますが、私が車を査定する場合は次のような事をしています。
私の場合の査定方法です。簡単に説明します。
査定をする時は、まず疑う事から始めます。
外観を少し遠目で全体を見ます。
ボディ塗装の色の違いや、新しい部品に交換されていないかなど。
例えば、事故などで修理した跡があればその部分だけ綺麗になっていたりします。
①外観のボディを各パーツごとに前から順番に見ていきます。
傷や凹みの状態、そして修理した跡がないかなど
疑わしい部分があると、部品を外したりカバーをめくったりしてシッカリ見ます。
②内装のチェックです。
シートや内貼りなどの汚れや切れなどが無いかなど
たばこやペットのにおいなどが無いかなど
匂いに関しては中古車で再販する時に大きな影響を及ぼすため重要です。
③あとは装備品のチェックです。
サンルーフや皮シートなどの純正オプションと、社外品等で取付けしたパーツなど
そして改造などのチューニングされていないかなど
④その他気になるような部分があればじっくりと見ていきます。
そして確認したことを査定書として記録していくのです。
数年前よりタブレット端末で記録するようになりました。
これら全てを見て、基本価格から計算して査定金額となるのです。
下取り・買取金額を上げる方法
先ほど査定で見ているところを書きましたが、査定額は現物の車を見てその状態で金額が決まります。
車の状態を良くすれば査定評価は上がるのは解っていただけますよね。
ではどうすれば査定評価が上がるのか？
これは皆様でも出来る事で、簡単な事から大変な事まで色々あるのですが、
一言で言いますと「車を綺麗にすればいいのですよ！」
走行距離やグレード・年式などはどうにもならないですが、傷や汚れなどは手を加えれば綺麗にすることが出来ます。
査定に来られるお客様の大半が、汚れたまま何のケアもせずに査定に望まれます。
「せめて室内くらい掃除したり、シートや内貼りの汚れを取っていれば減点が少なくなったのに」
なんて思ったりします。
査定をするのは人間ですので感情もあります。
ぱっと見た目で汚い車は減点したくもなります。
何故減点数したくなるのかは、中古車として再販する時に掃除が大変になるのです。
掃除や修繕を外注作業にすると費用も必要になるので安く買いたいというのは販売店側の思考です。
自動車販売店としては安く買いたいと思う所ではありますが、他との競合も有りますので出来る限りの価格提示をするのだと思います。
買取・下取り車を高く買ってもらうには
自分の車を高く買ってもらうには査定前に綺麗にしておく事です！
ボディの傷なども、ある程度知識や技術があれば浅い傷なら消すことが出来ます。
塗装用磨き剤（コンパウンド）で傷を磨けば（擦る）見た目でもわからなくなる傷もあるのです。
ボディの凹みは素人さんでは直せませんので諦めてください。
室内のシート（布地）や内貼りの汚れは、ちょっとしたコツと道具があればきれいに出来ます。
シートに付いた食べこぼしのシミなどを取っておくだけでも査定価格は上がります。
私共の販売店でも内装の汚れは嫌がります。
中古車で再販するために綺麗にしないと売れませんからね。
いろいろ言いましたがまとめると、自分の車を高く買ってもらうには、査定に行く前に自分の車を綺麗にしておく事です。
消せる傷は消して、汚れた内装を掃除して、ペットやたばこ臭を消臭剤などで消せば必ず査定金額は上がります。
どうせ同じ査定をするなら高く買ってもらえるように努力しておいた方が良いですよ。
きれいと汚いでは確実に金額が違いますから！
そして次の車の購入時期を考えて、販売店が売り上げをほしがる時に商談する事です。
中々タイミングは合わないかもしれませんが、お客様自身でカーライフプランを考えて見てください。
あともう一つ。
これが結構重要になります！
査定を一カ所のお店だけで行わない事です。
最初のお店で決めてしまったら本当に適正価格でしたか？
と言う疑問に後から気が付きます。
この事については
「今乗っている車を高く売りたい 買取店がいいのか 下取りがいいのか？」
と言うページを書いていますので、そちらで参考にしてください。
買取査定では様々なお店がございますが、
まずは大手の買取チェーン店に行かれてはいかがでしょうか。
一部ご紹介します
買取店で有名な「ガリバー」さんです
中古車買取なら、ガリバー【無料査定】
そして中古車探しや買取店探しが出来る
「カーセンサーnet」さんです
数社の見積りを比較できる簡単ネット車査定などがあります
カーセンサー.net簡単ネット査定
買取にしても下取りにするにしてもある程度の予備知識も必要です。
少しでも高く買ってもらうには、自分の車の価値がいくら位なのかを知っておいた方が商談時の交渉材料にもなります。
でも何軒も査定をして回って、金額を順番に吊り上げていく様な交渉はあまりしない方が良いですよ。
買取をする側のお店の店員さんは、そうゆうお客様は好ましくないと思うので控えた方が良いです。
私なら、あまり酷い交渉をされてくる方は遠慮する事もあります。
適度にほどほどにしておいたほうが良いかと思います。
新車や中古車に乗り換える時の下取り査定では、前もって自分の車の価値（値段）を知っておくと商談する時にも交渉しやすいと思います。
私のお店に来られるお客様も、自分の車の価値を知っている方はそれなりにおられます。
何故知っているか聞くと、「ネットで申し込んで調べました」と言う返答が返ってきます。
皆様も車の購入商談に行く前に下調べをしておかれる事をお勧めします。
自動車販売店での下取り金額が低ければ、ネットで申し込んだ査定店に売ってしまえばいいのですからね。
長々と書きましたが、これを読んでいただき一つ疑問がおありの事だと思います。
「査定前に車を綺麗にするってどうやったらいいの？」
そりゃそうでしょう。普段その様な事はされる方は少ないですもんね。
査定前に自動車を綺麗にするノウハウは後々書いていきますので、今しばらくお待ちください。
次回もよろしくお願いいたします。
こちらも参考にしてください
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「愛車無料査定」のガリバー
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