自動車の洗車をした時に、「水垢や白いシミが落とせず綺麗に出来なかった」なんて思いをした事はありませんか?
自分で洗車をした時にこの様な経験をされた方は多いのではないかと思います。
自動車のボディーにコーティング等を施しておけば防げたかもしれませんね。
まめに洗車をしているのだけど、「車のボディに白い輪のようなシミが出来て擦ってもキレイにならない」とか、「雨染みが酷くてボディ全体の艶がなくなった」などイオンデポジットによってシミが出来てしまいます。
自動車は外にあって走るものですので汚れはどうしても付着してしまいます。
私なんか汚れた車を見てこんな事を思った事が有ります。
「雨の日に汚れが流れ落ちればいいのに・・・」
こんな事が出来ればいいのですが、放っておいても自動車は綺麗になりませんよね。
ですが自動車のボディを綺麗に保つ事ができて、汚れが付着しにくくなるとしたら洗車が楽になり頻繁に洗わなくても良くなるかもしれません。
自動車のボディにコーティングをしておくと汚れが付着しにくくなり、洗車の時に簡単に汚れを落とすことが出来ます。そして艶や輝きを維持することが出来ます。
グラスコーティングやポリマーコーティングは、通常では自動車販売店などで施工することが多いですが、自分で簡単に施工できるとしたら費用もおさえる事も出来るし自分のタイミングで施工することが出来ます。
このグラスコーティングが自分で簡単に施工することが出来るものが色々とあり、雨粒が踊りだすように弾く撥水型タイプや、水滴が残りにくく流れるように水切れの良い親水型タイプがあります。
その中でも、誰でも簡単に安価で施工が出来るグラスコーティングを、簡単にご紹介してみようと思います。
ボディのグラスコーティングはどんなもの?
自動車にボディコーティングを施す事で何が良くなるのか?
自動車の表面には塗装がしてあり、塗装面を手で触っても表面はツルツルしていて平のように思いますが実はザラザラなのです。
顕微鏡で塗装表面を見てみると細かな突起や凹みができているのです。目では見る事が出来ませんが拡大してみるとザラザラした表面となっています。
目では見えない凹凸に汚れや水垢などが付着して入り込んでしてしまい、洗車スポンジなどで擦っても落とす事が出来なくなってしまいます。
これが洗車をした時に擦っても落ちなかった汚れの原因です。
どうしたら汚れにくくできるのか?
どうしたら汚れを簡単に洗い流せるのか?
ボディの塗装表面のザラザラを無くして、汚れが入り込めないようにツルツルにすれば汚れても簡単に洗い流せる事が出来るようになります。
凹凸の少ない塗装面に処理する事によって汚れの付着を防ぐ事が出来るというわけです。
ではどうやって表面をツルツルにするのでしょうか?
塗装面を磨いてツルツルにする。
この方法も必要なことでは有りますが、自動車のボディを磨くのは一般の方では大変ですし、専門の磨き道具を持っている方はいないと思いますので、この方法は磨きのプロに任した方が良いでしょう。
塗装面を磨いてツルツルにする方法ではなく、コーティング処理剤で塗装表面の凹凸を均して埋めてしまい平にするという方法です。
塗装表面を処理する事によって、汚れが付着しても水洗いのみで落とすことが出来るようになるという事です。
そしてガラスの被膜で艶も出るのです。
これがボディコーティングの考え方です。
簡単施工とはどんな風にするのか
グラスコーティングの施工は、通常自動車販売店やコーティングショップなどで施工されることがほとんどですが、最近では一般の方が自分で施工することの出来るコーティングキットが販売されています。
様々なメーカーや種類が出回っていますが、私が色々見てきて個人ユーザー様でもこれならお勧めできると思う商品があります。
その施工キットとはどんな風にコーティングするのかを、株式会社トップラン様の「本格派車ガラスコーティング剤」で簡単にご紹介したいと思います。
グラスコーティングの施工タイミングで一番良いのは、ズバリ新車の時です!
傷や汚れもないので下処理磨きの手間が省けます。
次に良い施工タイミングは、中古車を納車された直後などで、ボディが磨かれて綺麗な状態の時にコーティングされるのが良いです。
いずれにしても自動車のボディの状態が傷もなく綺麗な時に施工されるのが望ましいです。
でも新車から数年経過した車両でも施工することは可能です。ただしボディの状態をよく見て綺麗であればコーティングしても良いでしょう。
綺麗ではない(洗車傷や艶引きがある)場合は一度塗装面を磨かれることをお勧めします。
グラスコーティングの施工方法を簡単にご紹介します
まずは自動車を水洗いで砂や汚れを洗い流します。
ボディの水分を出来る限りふき取り乾いた状態にします。出来る事なら洗車後数時間の乾燥で完全に沸かしておいた方が施工の失敗がなくなります。
続いてボディの脱脂処理をします。
自動車に付着している油分やワックスなどを、脱脂剤(シリコンオフ)などでふき取ってボディーを綺麗にします。
これをしておかないと塗装面に付着しているワックスや油膜などでコーティング剤の定着が悪くなり、コーティング剤を塗布してもすぐに剥がれてしまいます。
少々手間はかかるのですがコーティングをする上で重要な事になります。
これがコーティング剤を塗布する前の下処理となります。
様々な種類のコーティング剤がありますが、下処理までは同じことをします。
(ここからはコーティング剤の種類によって施工の方法が違いますので、今回は個人ユーザーの方でも簡単に施工出来る商品の施工方法をご紹介します。)
そして次にグラスコーティングの液剤の塗布をして施工していきます。
液剤を専用スポンジに少量付着させます。
一度に広い面積を塗布するのではなく、50㎝ x 50㎝四方位で塗っていきます。(気温の高い日は乾きが早いので塗布面積を小さくします)
そして乾くまでに専用クロスで拭きのばしながらふき取っていきます。
ここが説明の微妙なところで、単純にふき取るのではなく全体に伸ばしていきながら綺麗になるまでふき取ります。
これをボディ全体に塗布し、拭きあげて拭き残しがなければ施工終了です。
時間は車種にもよりますが、コーティング剤の塗布で1~2時間ほどで出来ると思います。
どうでしょう簡単に施工説明しましたがイメージは出来ましたでしょうか。
コーティングの液剤種類によって施工方法も違いますので、詳しい事は各商品の施工説明書をよく見て施工するようにしてください。
汚れが残りにくいグラスコーティングは 撥水タイプ? 親水タイプ?
グラスコーティングにもタイプがあり、雨の日でも水弾きが良く雨粒が玉のように転がって流れるモノが撥水タイプ。
そして撥水タイプほど水弾きはしないものの、雨粒を集合させてまとまった状態で流れ落ちて、ボディの塗装面に水滴が残りにくいのが親水タイプです。
好みもありますが皆様はどちらのタイプが好きでしょうか?
ワックス好きの方は撥水派かもしれませんね。
今回のテーマは、「グラスコーティングで汚れにくいボディーにする」と言う内容です。
汚れにくいということはどう言う事か。
自動車を使用していると必ず汚れますよね。
どんな汚れなのか、泥や砂が付着した汚れや、樹液や鳥などの糞など、そして油膜や酸性雨など様々な汚れが自動車のボディーに乗っかってきて汚れが付着します。
その汚れを簡単に洗い流せる事ができれば洗車も楽になると思います。そして、汚れたボディーが雨などで洗い流されたりするともっと良いですよね。
では撥水タイプのコーティングが良いのか、親水タイプのコーティングが良いのかをタイプに分けてご説明します。
撥水タイプのグラスコーティングはどんなもの?
撥水タイプのグラスコーティングは雨などの水を弾き、水が玉のようになってボディーを流れていきます。
雨の日の走行では風に当たった雨粒が踊るように流れて、汚れも一緒に流れるのでその時には汚れが付着しにくくなります。
しかし、風がない状態の時は水滴がボディの上で玉のようになったまま残ります。当然汚れも一緒にあればそのまま残ります。そしてその汚れた水滴は乾いてボディーに付着してしまい、洗車などで洗い流さないと落ちない汚れとなります。
この水滴が泥汚れくらいなら次ぎの洗車で簡単に洗い流せるのですが、油分を含んでいたり酸性雨やミネラル分を含んだ水だとすると、ボディー塗装面上で乾いて固着してしまい白い輪のような跡が残ります。
これが「イオンデポジット」と言われるものになります。水道水が乾いてもイオンデポジットは起こります。
また、「ウォータースポット」と呼ばれるものもあります。
これは玉のようになった水滴に太陽光を強く受けた時に、水滴がレンズの役割になって塗装面の一点に光が集中して熱が上がり、変色したり塗装のクリヤー層を侵してしまうという事になってしまいます。
こうなると汚れというより塗装面の損傷になるので洗車では綺麗にすることが出来ません。
一つ一つは小さいモノですがボディ全体になるとザラザラに見えたり艶が引いたりして見えます。
撥水タイプのコーティングは見た目は水が弾いて綺麗に見えますが、ボンネットやルーフなどは水滴が残りやすいのでこのようなリスクを持っています。
自動車のお手入れを好む方はマメな洗車で美しさを保てると思いますので、撥水タイプもお勧めかと思います。
親水タイプのグラスコーティングはどんなもの?
一方こちらは撥水タイプと比べて水弾きが少し弱くなっています。
水が玉のようになるのではなく面になると言うと解りやすいでしょうか。
自動車のボディの上で水同士が集まってベターっと面で流れ落ちていき、水滴を残さないように流れ落ちます。
この時に汚れも一緒に流れ落ちるという事です。親水タイプは風を受けなくても重力で下へ流れますので自動車のボディーに水滴が残りにくくなります。
自動車のボディの上に水滴が残りにくいので、ウォータースポットやイオンデポジットといったモノが起こりにくくなるという事です。
水滴が残りにくいという事は、洗車の時の拭き取りも早くなりますし楽になります。
水弾きが弱い分、雨の日の水滴踊りは見れませんが自動車が乾いた時の汚れ度合いに違いがあります。
特にドアやリアゲートなどの水が流れやすい部分に差が大きく表れます。
グラスコーティングは撥水タイプでも親水タイプでも塗装面の輝きの違いはありません。基本的にガラスの膜を付着させているのでどちらも同じです。
何が違うのか? コーティング溶剤の成分内に親水素材を入れたものや、施工の仕上げで撥水処理するものなどがあり各メーカーの商品によって違ってきます。
施工方法も大きな違いはないと思います。
ではどちらのタイプがお勧めなのか?
人それぞれ好みはあると思いますが、私個人としては親水タイプをお勧めします!
洗車が楽になるし、ある程度自然に(雨の日)汚れが流れ落ちるので私は親水タイプの方が好きです。
こちらが親水タイプのグラスコーティングを施工したボンネットです。
水の粒が集まって流れ落ちていくのが親水性コーティングです。
ボディの上に水が残りにくくなり、汚れも一緒に流してくれます。
水弾きはあまり強くなくて、水滴が玉のようにはなりません。
撥水タイプとは違う水弾きです。
まとめ
様々なコーティング剤がありますが、今回は親水タイプのグラスコーティングをお勧めしました。これは個人的な主観で私はこのタイプが良いと思い皆様にお伝えしようと思いました。
色々と書いてきましたが最後に簡単にまとめますと、グラスコーティングの施工時期はボディの状態が綺麗な時で、新車納車直後や中古車納車直後がお勧めです。
もちろん数年経過した自動車でもボディの状態さえよければ施工は可能です。
もし小傷や艶が無いような状態の時は一度ボディ磨きをされることをお勧めします。
そして、施工前の下準備で脱脂処理は怠らないようにしてください。これは重要です!
あとはグラスコーティングの溶剤を選ぶポイントです。
できるだけ施工の手間のかからないものがお勧めです。個人ユーザー様ではコーティング剤の吹き付け施工など出来ませんしね。
溶剤選びは日本製の国産商品が良いと思います。そして施工方法などを詳しく説明しているものが良いと思います。
個人ユーザー様は何度も施工することがないのでコツがわからないと思うので、できるだけ詳しく取り扱い説明があるものが良いと思います。
今回私が施工方法などを簡単に説明していたもので、個人ユーザー様用に販売されている商品があります。
ご紹介します。
株式会社トップラン様から販売されている「ピカピカレイン」という商品です。
こちらの商品は、親水性タイプや撥水性タイプと滑水性タイプの3タイプがあります。
私のお勧めは、親水性タイプと滑水性タイプのグラスコーティング剤です。
施工方法も簡単に出来て「ガラスコーティング剤なら3年間ノーワックス」となっています。
コーティング以外のケミカル商品や洗車グッズも豊富で、愛車を綺麗にしたい皆様には強い味方になってくれるのではないでしょうか。
詳しくは
販売個数13万個突破!車コーティング剤
でご確認してみてください。
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