春先の時期は花粉が多くて困りますよね。
皆様の愛車にも杉や檜の花粉が多く付着して、洗車をした時にブツブツやザラザラしたものが擦っても落ちなかった経験はございませんか?
自動車のボディーに付着した花粉は、湿気などで濡れてその後に乾いてこびり付いてザラザラになってしまいます。
コレ、杉や檜の花粉なんです。
ボディーコーティングされたクルマを、ポリッシャーなどで磨いて花粉除去は出来ないし、薬品などで取る事も出来のでどうしたものかと考えている方必見です。
どの様に除去するのかこれからお伝えしようと思います。
塗装面にこびり付いた花粉をどうやって取る?
普段から自動車を綺麗にされている方は、洗車の拭き上げの時にザラザラが取れなくて困ったご経験があるのではないかと思います。
自動車のボディーコーティングをされている車や、新車の塗装面などでは、花粉を除去するためにポリッシャーで磨く事も出来ないですし、ましてやトラップ粘土で擦る事も出来ないですから、ユーザー様や他社の自動車販売店からも問い合わせが私のところによくあります。
お客様 「今洗車してるんだけどザラザラが落ちないんだよ!」
「何か綺麗にする方法を教えて!」
私 「ボディーに付いた花粉でしょうか。取れないですよね。」
「こびり付いた花粉は簡単に落とせる方法があるんですよ!」
「こんな感じで、あんな風にやってみてください・・・」
お客様 「えっ、そんな方法で綺麗になるんですか??」
私 「綺麗になるんですよー。」
この時期はこんな問い合わせが何度かあります。
どんな方法なのか知っている方もおられるかも知れませんが、
次のような方法で花粉は簡単に除去できるんです。
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車のボディーにこびり付いた花粉の取り方
洗車をしても取れないボディの花粉はどうやったら綺麗に落とせるのでしょう。
実は簡単に落とす方法があります。
こびり付いた花粉には熱湯を使用して落とすのです。
スギ花粉は春先から飛散を始めて、風に飛ばされて空気中を浮遊します。
スギ花粉は空気中で高湿条件になると花粉の粒子が破裂して、内部のデンプン粒やアレルゲン含有粒子などを放出するそうです。湿気や降雨によって花粉が変化するようです。
樹木から飛散した花粉が自動車のボディに付着して、そして夜露や湿気などで湿度を帯び変化した花粉は、自動車ボディやガラスなどにシッカリ付着してしまうという事です。
これが乾燥して乾くとカリカリに固まって洗車をしても洗い流せない状態になっているという事なのです。
それでは、自動車にこびりついたこの厄介な花粉を、簡単に落としてみようではないですか。
この画像は車全体に花粉が降り積もっています。
花粉は乾いた状態でボディにはこびりついていません。
この状態であれば洗車をすると綺麗に落ちます。
この車の場合は花粉が付着してから数日は経過しています。
花粉は湿気を帯びて変化しています。
こびり付いた状態と言えるでしょう。
水洗いの洗車で大体は流せるでしょうが、付着した跡が残ると思います。
特にゲートスポイラーやバンパーなどの樹脂系の部分に付着した花粉は取り除きにくいです。
洗車で落ちない花粉は熱湯をかけましょう!
これが簡単にこびり付いた花粉を落とす方法です!
上記の写真は綺麗にした後の車です。
実際にお湯をかけている画像ではありませんが、このように熱湯をボディに直接かけます。
チョロチョロかけ流すのではなく、ジャーっと一気にかけてください。
なぜ一気にかけ流すのか?
ボディに付着した花粉は熱でボディから剥離します。
おおよその温度で70度以上になると、ボディに付着した花粉が水分と温度変化で剥離するようです。
チョロチョロかけ流すと温度が冷めてしまい綺麗に落ちませんので、一気に流すようにしましょう。
バスタオルのような大きめのものを用意します。
花粉の付いた部分に被せてその上から熱湯をかけるのです。
この場合はゆっくりとお湯をかけるようにしましょう。
そして更にもう一手間、熱いタオルの上からドライヤーで熱を冷めさせないように温風を当てましょう。
そうする事でこびり付いた花粉に熱を与えることができます。
なぜ高温で剥がれるのかは詳しく知りませんが、これで綺麗に取れると思います。
自動車全体にお湯をかけるので写真のような電気ケトルがあると便利です。
ボンネット全体にかけるとなると1~2リットルでも少ないくらいになります。
なので、お湯を沸かしてボディにかけてを繰り返すこととなります。
ガスコンロとやかんで沸かしていたら時間がかかって待っていられないので、写真のようにT-falを使用しています。
これだと早く沸くしそのまま流せるので非常に便利です。
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花粉落としだけで使用しても何回も使わないですよね。
電気ケトルは花粉除去以外にも普通に使えますので購入しても損はないと思います。
自動車のボディに熱湯をかけても大丈夫?
自動車に熱湯をかけるのは本来はあまり良い事ではありません。
これは熱湯(100℃)でも耐えれる部分と、耐えれない部分があります。
これから自動車ボディに熱湯をかける時の注意点をお伝えします。
★ バンパーやスポイラーなどプラスチック製品に塗装の部分は、短い時間であれば高温にも耐えれるでしょうが、長い時間熱湯をかけるのは避けてください。変形する恐れがあります。
★ フロントガラスに熱湯をかけるのは避けてください。ガラスに小さな傷でもあれば急激な温度変化でガラスが膨張して割れてしまいます。 フロントガラスに熱を入れないようにするには、冷水で濡らしたタオルをフロントガラスに敷いておきます。
ルーフなどに熱湯をかける場合、出来るだけガラスに多くかけないようにお湯を流します。 ガラスに急激な温度変化をさせなければいいのです。
この方法は自動車を扱うプロが行う方法ですので少々荒治療です。
一般の方がされる場合は、破損や変形などに十分注意して自己責任で行ってください。
因みに、数年前に私が某国産自動車メーカーに直接電話で問合わせたことがあります。
「新車のボディに付着した花粉をる方法を教えてください」
この時の回答が次のような方法でした。
「花粉の付着した部分にタオルを敷いて、その上から約60℃〜70℃のお湯をかけてください。
しばらくしてから洗車してください。」
何台か試してみましたが、この方法では完全には落とせませんでした。
メーカーの人は「熱湯は避けてください」と言っておられましたが、試しに熱湯を直接かける事をしてみたところツルンと落ちました。
変形を恐れての事だと思いますが、掛ける部分を誤らなければ大丈夫だと思いますので是非チャレンジしてみてください。
この方法であれば、グラスコーティング等を施工した車両でも磨かずに、コーティングを剥がす事なく綺麗に出来るので重宝しています。
まとめ
付着した花粉は早めに除去しておきましょう!
自動車に付着した花粉は、湿気や降雨などでこびり付く前に早めに洗車しておくようにしましょう。
濡れてから1日程度であれば通常の水洗いでも落ちると思いますが、数日経過すると濡れたり乾いたりを繰り返し洗車でも簡単には落ちなくなってしまいます。
取れなくなる前に洗い流しておくのが一番です。
余談ですが、洗車しても落ちないこびり付いた花粉をそのままにしておいたら自然に落ちている場合もあります。
春先に付いた花粉は気温が低いので中々落ちないのですが、夏になると自動車のボディは太陽で高温になり花粉が変化して洗車した時に落ちている場合があります。
まあ、まれなケースかも知れませんが・・・
その時まで汚れを持ち越すのもどうかとおもいますので・・・
こびり付いた花粉を早く落としたい時は、この方法を行ってみてください。
ただし、ご紹介した方法は自己責任でお願いします。
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