今回は前回の査定金額アップ術の傷取り編からの続編で、自動車のシートに付いたシミを綺麗にして査定金額をアップさせようという内容です。
買取りや下取りで査定をしてもらう前に、自動車を綺麗にして最適な状態で査定をしてもらうという事です。
少しでも査定金額をアップさせるために、自分で出来る事はやってみて損はないはずです。
ちょっとした室内の汚れやシミがあるだけで査定の金額は減額されます。
そのシミや汚れを自分で簡単に綺麗に出来るのであれば、査定前にしておいた方が良いと思います。
今回は自動車のシートに付いた汚れを、簡単にシミ取りする方法をご紹介します。
誰でも、身近にある道具でシミを綺麗にするやり方を写真を入れてお伝えいたしますので、
ご自分の車が汚れている方は是非これを見ながら実践してみてください。
査定前ルームクリーニングの必要性
以前にも書いた事ではありますが、自動車の買取や下取りに出す前に自動車の査定をします。
査定では自動車の状態を詳しくチェックして買取れる金額を提示する事なのですが、その時に室内が汚れているとか、ボディの傷が多いとかであれば減点も多くなるはずです。
同じ査定をしてもらうなら、綺麗な状態で車を見てもらった方が良い事はわかりますよね。
ちょっとした掃除や傷消しでも査定金額は変動してきますので、やっておいて損はないはずです。
むしろ掃除や傷消しをしないで査定に望むというのが損をしていると思います。
皆様の乗っている車のシートに、ジュースや飲み物などのシミが付いていることが良くありますが、多くの方がそのまま掃除もせずに乗っておられます。
少し掃除をすれば綺麗になるのですが、掃除の仕方がわからない方が多いのかもしれませんね。
でもそのままにしておくと、食べこぼしのシミなどは段々落ちにくくなりますよ。
ご自宅のソファーなんかに食べこぼしがあれば、すぐ掃除しますよね。
汚れのシミを残さないように色々とあの手この手を使って掃除されるのではないでしょうか。
なぜ自動車のシートは掃除しないでそのままなのでしょうか?
「面倒だから?」
「家の中ではなく外にあるから?」
「自動車だから掃除の仕方がわからない?」
などこんな感じの思いがあるのではないでしょうか。
ご自宅のソファー(布張り)も、自動車のシート(布張り)も同じような生地で出来ているのですよ。
自動車のシートだから特殊と言うわけではないのです。
なのでご自宅のソファーの染み抜きと同じような方法ですればいいのです。
今回はどこにでもある道具で、簡単に出来る方法をお伝えしますので是非トライしてみてください。
完全に綺麗になりますと言うようなものではないのでご了承ください。
あくまでも査定をしてもらって減額されないようにするための技です。
簡単、シートの染み抜き方法
シートに付いた食べこぼしなどのシミ抜き
今回は出来るだけ見やすいように、明るいベージュのシートの車を用意しました。
助手席のクッションの部分に何の汚れかわからないですが、赤茶色のシミが付いています。
このままでは、査定でクッション部分が10点の減点です。
さらに、背もたれの部分にもシミがあり10点減点で、プラス20点減点です。
これを綺麗にすれば査定では減点が減ります。
助手席側のシートクッションにシミがあります。
これを簡単に目立たなくしようと思います。
拡大するとこんな感じのシミです。
何のシミなのかはわかりません。
良くあるのがジュースなどの飲み物のシミです。
今回は一般の方でも揃えられる、身近なもので掃除できる道具を用意しました。
左上から、水の入ったスプレー
左下は、食器洗い用洗剤を薄めて入れたスプレー
右上は、ナイロンブラシ
あとは、濡らして固く絞った雑巾と、乾いたタオルです。
洗剤の入ったスプレーを汚れたところに吹き付けます。
汚れの所にピンポイントでかけてください。
ナイロンブラシを使って小刻みに動かし泡立てます。
ここで汚れが落ちるのが体感できます。
擦っても落ちないようでしたら、水では落ちない汚れですので違う方法を考えます。
今回の汚れは擦れば汚れが浮き上がってきたので、落とせることに期待が持てます。
濡れた雑巾で叩くように汚れを吸い取ります。
雑巾が汚れたら綺麗な部分を使って、汚れの吸い取りを何度か繰り返します。
解りやすいように汚れの半分だけ擦ってみました。
本来はこの大きさなら一度に擦ります。
ある程度汚れが落ちたら、水スプレーをかけて雑巾で汚れを吸い取ります。
これは洗濯でいうと、すすぎをしている事になります。
ウレタンクッションの中まで水が染み込むとシートの乾きが遅くなるので、濡らしたらすぐ吸い取るようにしましょう。
残りの半分も洗剤スプレーで泡立てながら擦って、流す、吸取る、を繰り返して汚れを落としました。
解りやすいように背もたれの汚れは残してあります。
このように汚れは落ちました。
完全に落ちたわけではないのですが、パッと見た目で解りにくくなったと思います。
濡れた部分をふき取るのですが、
10センチ四方の洗浄であれば、30センチ四方を軽く水スプレーで濡らして、濡れ雑巾で表面全体の汚れと水分を掬い取るように擦ります。
こうする事で、汚れを落とした部分の跡をボカシていくのです。
車のシートと言うものは全体的に汚れていますから、汚れを落としたところだけが綺麗になって目立ってしまうので、上手にボカスようにしましょう。
本当は全体的に水拭きすればいいのですが、大変なので部分掃除のボカシ作戦にしています。
そして乾いたタオルで叩くように水分を吸い取ってください。
出来るだけ乾いてる部分を使ってください。
完全に落ちたわけではないですが、パッと見た目ではわかりにくくなりました。
汚れが布の繊維に染み込んで染まっているようです。
そうなると漂白をするしかないのですが、強い漂白剤で洗浄する事は出来ないので洗濯用漂白剤でやってみようと思います。
落ちるかどうかわからないですが、これでやってみようと思います。
衣類用のカラー漂白なので安心して使えるのですが、漂白能力は少ないので期待薄です。
キッチン用の漂白剤であれば強いので落ちるかもしれませんが、元のシート表皮の色まで変わってしまうかもしれませんので、もし使ってみようと思う方は事前に目立たない所でテストをしてから使用するようにしてください。(自己責任でお願いします)
漂白での色落ちは取り返しのつかない事になりますのでご注意を。
洗濯用漂白剤をつけてナイロンブラシで泡立てて30分くらい置きました。
期待をして待っていたのですが、ガッカリ。
何も変わりませんでした。
やっぱり何も変わりなくこれ以上は綺麗になりませんでした。
やはりもっと強い洗剤を使わなければダメなのか!
今日の所はこれで諦めようと思います。
※ 酵素系の漂白剤は、ドライヤーなどで温度を上げれば反応して汚れが消える場合もあるので試してみて下さい。
また濡れた所だけ跡になってもいけないので、範囲を広げてボカスようにしましょう。
Before
After
今回は最終的にはこの程度で諦めましたが、もっと努力してもいいかと思います。
明るめのベージュ柄シートですので、汚れは良く目立ちます。
これが濃いグレーや黒っぽいシート生地なら、ここまで落ちていればわからない位になっていると思います。
でも、あくまで査定で減点を取られないようにする為なので、完全に落とさなくても大丈夫です。
査定士が見てわからなければいいのです!
パッと見て、見落とすくらいであればOKです!
もっと綺麗にしたいと思われる方は、衣類の染み抜きを参考にして頂ければ良いかと思います。
ちなみに中古車販売店のプロが使用するシート掃除用道具は、このような道具を使っています。
個人で購入するのは無理でしょうが、
他のものでも代用する事は出来ますので、
気になる方はコメントでご相談ください。
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室内が汚れている車両は買取店は好みません
皆様は自動車を手放す時には、車屋さんに買取りや下取りなどで手放されると思いますが、その時は今まで乗っていた自動車を洗車や室内清掃をして渡されますか。
「そんなことしたことないよ。汚れたまま下取りに出したよ。」
ほとんどの方が汚れたまま手放さると思います。
普通はそうなのですが、たまに良心的なお客様で下取りに出す日に「綺麗に掃除してきました」なんて言う素晴らしいお客様がおられます。
私たち販売店ではとっても嬉しい事で、ありがたいお客様です。
下取りした車両は何処へ販売するにしても、洗車や室内清掃はある程度はしなくてはならないので、それをしてくれて持ってきてくれるお客様はすごくありがたいです。
特に室内の清掃は外観の洗車より大変なんですよ。
シートが汚れていたり、ダッシュボードに両面テープの剥がし跡の残りがあったり、ペットの毛があったりなどなど。
下取りや買取で金額をつける以上は、販売店として買取った車両は再販しなくてはなりません。
再販するという事は、綺麗にしておかないと売れないので洗車・清掃をしてから販売します。
再販までの洗車・室内清掃には汚れ具合によって、非常に時間と手間のかかる車両があったり、そうでない簡単に綺麗になる車両もあります。
買取りの販売店としては綺麗な車を買取る方が手間もかからないし、すぐ次へ売る事が出来るので、買取金額にも価格に気持ちが入ります。
どうゆう事かと言うと、「綺麗な車両だったら掃除する手間が省けるので少しくらい高値で買いますよ!」と言う気持ちになります。
その反対で、メッチャ汚い室内の車両であれば「こんな車買取って掃除したくないよな」と思ったり、
「汚いから外注業者に掃除してもらうか。その分買取り金額を下げよう」なんて考えたりします。
これは何処の販売店でも同じという訳ではないですが、私の場合はそんな感じで考えてしまいます。
この気持ちが査定で出す金額に、プラスになるかマイナスになるかになってきます。
買取査定に行く前に自分の車を綺麗にしてから査定に望むのと、汚いまま査定をしてもらうのとでは必ず金額の差が生じますので、綺麗にしてから査定をしてもらう事をお勧めします。
洗車や室内清掃は面倒ですけど、きっと良い金額が出ると思いますので実践してください。
こうする事でお客様は買取金額がアップします。
販売店は綺麗になっている車が仕入れできます。
これでお互いにWIN WIN になれることでしょう。
皆様のご意見やご質問、ご相談などコメントでお寄せ下さい。
わからない事や教えてほしい事など、
私でお応え出来る事であれば何でもお答えしますので、
お気軽にコメント欄にご記入ください。
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「愛車無料査定」のガリバー
シートの中のウレタンクッションに水が多くしみこまないようにするためです。