数年前より注目のドライブレコーダーですが、皆様はドライブレコーダー(ドラレコ)を使用されていますか?
最近ではドライブレコーダーを取付けされる方も増えてきました。
交通事故や事件、そしてアオリ運転や妨害運転などでの証拠動画として記録するもので、何かがあった時に利用されています。
実際に交通事故などを起こした時には、お互いの言い分をハッキリさせるためにこのドライブレコーダーを利用している事などもよくあります。
交通事故だけではありません、事件や盗難などにも活躍しています。
いわば動く防犯カメラと言ってもいでしょう。
そんなドライブレコーダですが、晴れの日や視界の良い日には画像の映りは綺麗に録画できてると思いますが、雨の日にはどんな感じで録画できているのでしょうか?
自動車にはガラスがあり、フロントガラスやリアガラスには雨水が付着します。
その水滴がついたガラスを透してドライブレコーダーは録画をしています。
私は予てから疑問に思っていたことがあったので今回実験してみました。
それは雨の日に録画するドライブレコーダーには、撥水したガラスがいいのか?
それとも親水式のガラスの方が映りがいいのか?
という事を簡単な実験で検証してみました。
なんか偉そうなこと言っていますがよくある「やってみた」みたいな感じです。
画像を入れながらご紹介していこうと思います。
雨の日のドライブレコーダ録画の映りは?
最近のドライブレコーダーはすごく綺麗に録画できものが増えてきて、夜間の暗い場合やプライバシーガラスのような色ガラスを透しても綺麗に録画できるものが登場しています。
晴れの日の昼間はもちろん綺麗に撮れるでしょうが雨の日はどうでしょう?
雨粒が付いたガラスを透して撮影するドライブレコーダーの画像をご紹介してみようと思います。
今回ご紹介する画像は、日中と夜間で雨を想定してガラスに霧吹きで水を吹き付けました。
場所は比較的に車の通りの少ない所を選んで、T字の交差点で撮影しました。
今回使用したドライブレコーダーは、2017年に発売された少し古めのモノを用意しました。200万画素FULL HDの商品で、夜間が鮮明に映るタイプではありません。
カメラレンズからフロントガラスまでの距離は約10センチ程度です。
日中に録画した時の撥水ガラスと親水ガラス画像
日中の状態です。
まずはこれが基本の画像です。
画面右側から太陽に照らされている状態で、交差点内が陰になっている時撮影しました。
フロントガラスに霧吹きで水を吹き付けてみました。
このフロントガラスは撥水処理しています。
あまりないシチュエーションですが、晴れの日に雨がフロントガラスについてるという状態です。
太陽光が雨水にあたって光が反射していて非常に見にくい状態です。
これが撥水ガラスの特徴で、外からの光が雨粒で反射して見えにくくなります。
当然カメラの映りもこんな感じです。
この状態であれば右半分はほぼ映っていない状態です。
この状態で走行する人はいないでしょうが、駐車中録画の場合には綺麗には映りません。
日中の撥水ガラスでは、カメラレンズの前に雨粒があると映りにくく、ワイパーを動かすと綺麗に撮れるという事になります。
撥水処理を剥がして親水式のガラスにしました。
同じ車両でのフロントガラスです。
霧吹きでたっぷりの水を吹き付けました。
水が付いているのがわかりやすいように走行してフロントガラスに風を受けている状態です。
風で水が波打っているのがわかるでしょうか。
親水ガラスで雨の日に走行しているとこのような状態になると思います。
ただしこれはワイパーを動かしていないから水が流れないのです。
通常走行する時はワイパーを動かすのであまりこの状態を見る事はないと思います。
見え方は、水が波打っていると見えにくくなります。
でも風が当たらなければ水が波打つことは無く、水膜を通して撮影する事となります。
波打たなければ景色が歪まずに撮影出来ました。
親水ガラスでワイパーを動かしています。
当然ワイパーを動かすと綺麗に撮影できています。
今回は雨の日でないのでワイパーは1回のみとなり、実際の雨の状態であればワイパーを動かす間に雨粒がカメラ前に付くことになります。
夜間に録画した時の撥水ガラスと親水ガラス画像
次は夜間での撮影です。
この画像はフロントガラスに雨粒が付いていない状態です。
ヘッドライトはロービームで手前を照らしています。
このドラレコの機種は夜間が鮮明に映るタイプではないので、ライトの光が当たっているところだけが見える状態です。
撥水ガラスで水を吹き付けました。
水滴に光が反射して見えにくい状態となっています。
やはりカメラレンズの近くに水滴があると見えにくい状態となります。
ドライバーからこのガラスを透しての外の景色は、撥水ガラスなので全体の景色は見えるものの細かい部分は見えない感じです。
人間が見るのとカメラが見るのでは、ガラスとの距離の違いで見え方が違うのだと思います。
当然ですがワイパーを動かすと綺麗に映ります。
夜間撮影はシャッター速度が遅くなるせいかワイパーが映りませんでした。
ワイパーが中央付近にある状態です。
そして親水ガラスで水を付けた状態です。
同じように少し走ってフロントガラスに風を当てています。
水膜は波打っています。
撥水ガラスよりは見やすいと思います。
ワイパーを動かせば綺麗に映ります。
実際に雨の日であれば路面も濡れているので、こんなにハッキリ見える事はないかもしれません。
ドライブレコーダーの種類と映り方
ドライブレコーダーにはいくつかの種類とタイプがあります。
大きくわけると、ドラレコ単体で作動するタイプと、ナビゲーションまたはレーダー探知機と連動するタイプとがあります。
世の中の多くが単体で作動するタイプを使用されているのではないでしょうか。
車の前後をセットで撮影するタイプや、360度以上を撮影するタイプや、映した画像を通信で送れるタイプなど色々売られています。
皆さんはどんなタイプを使用されていますか?
前後を撮影するタイプはカメラ2台で前後の画像を記録します。
最近はこのタイプがよく使用されているようです。
そして360度以上の広角撮影するタイプは1カ所の位置からカメラ2台を使って360度以上もの視野を確保しています。
このタイプはフロントガラス付近に取り付けて前を中心に撮影して、車内から後ろ側を見る画像を撮影しています。
ルームミラー付近から撮影するので当然車内の様子も映ります。
運転手や後部座席の人も映ります。
でも車外の後方や横側の画像は室内から見たものしか映らないので、後方や横側の画像は窓から見える画像になるのです。
外側の情報が少ないので後方を撮影したい方にはあまりお勧めではありません。
ドライブレコーダーは、カーショップやディーラーなどで取付けをされる方が多いと思いますが、ご自分で購入して取付けする方もおられるのではないでしょうか。
アクセサリーソケットを利用して電源を取るタイプがありますが、これだと配線がむき出しできれいに収まらないと思います。
こういった商品でもカーショップやディーラーなどに取り付けを頼むと、見えない部分から直接電源を取ってくれると思いますので相談するのも良いかと思います。
ドライブレコーダは、最近では自動車保険会社などが保険プランのオプション特約などがあり、ドラレコセット契約すると保険会社と通信するドラレコ本体が送られてくるようです。
ドラレコを取付ける場所はどの位置がいいのか
前側を撮影する場合は当然フロントガラスに取付けとなりますが、ガラスの中央の位置が良いのでしょうか。
それとも右寄り?左寄り?
この辺は好みもありますが、運転手の視界の妨げにならない所なら右でも左でも良いのではないかと思います。
でも守っていただきたいのが、ワイパーが雨粒をふき取っている場所にカメラを設置してください。
そうでないと雨の日に綺麗が画像が写せなくなるのです。
取付けする場合はよく考えてモニターで確認しながら取付けする事をお勧めします。
それとカメラレンズからガラスまでの距離の関係も雨の日では変わってきます。
ガラスに乗っかった雨粒がレンズの近くにあると景色が映りにくくなります。
ドラレコのタイプにもよりますが、カメラレンズがガラスから少し離れて取付けするタイプが良いかと思います。
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運転支援装置のレーダーやカメラ搭載車の取付け位置は?
現在の新車は、運転支援装置すなわち自動ブレーキや車線維持機能や自動運転装置などを搭載した車両になります。
フロントガラスの中央上部にはカメラやレーダーが設置されていますので、ドライブレコーダーを取付けしようとするとどうしても右側か左側に設置する事になります。
そしてETCのアンテナやTVアンテナなどもあるかも知れません。
ドライブレコーダーは外の状態を映すカメラなので広角に映しています。
ドラレコの取り付け位置によっては、車載レーダーやカメラそしてTVアンテナなどが映りこんでしまいます。
モニター付きのドラレコのカメラレンズは、フロントガラスから離れた位置になるのでレンズ付近にあるモノがどうしても映りこんでしまいます。
小さめのフロントガラスの車両ではドラレコを設置する場所に悩む事もしばしばあります。
取付ける場所が難しい車両では、モニターレスのWiFi通信モデルのドラレコを購入される事をお勧めします。
モニターレスのドラレコは、カメラレンズをフロントガラスに近づけて設置するので周辺の物が映りこみにくいので設置する場所の範囲が広がります。
そしてドレレコ本体とカメラが別体になっているセパレートタイプとなっているモノもあり、カメラだけフロントガラスに貼り付けるモノもあるのでこちらもお勧めです。
まとめ そして結果は?
今回の実験で色々わかったことがあります。
晴れの日のドライブレコーダーは角度さえ間違わなければきれいに撮影できます。
でも、雨の日は少々考える必要があると思います。
これから購入を考えている方に、まずはドライブレコーダーの種類はどんなタイプを取り付けたいか。
◯フロント部分だけでいいという方はカメラ単体の1台フロントでいいかと思います。
◯前後同時に撮影したいのなら前後2カメラセットの商品。
最近よく売り出されている2台カメラの前後セットがおススメです。
モニター付きタイプや、モニターレスWi-fi接続タイプなどもありますのでお好きな方をご検討ください。
◯車内や室内も同時に撮影したいのなら360度以上を撮影するタイプ。
フロント部分はもちろんのこと車内で起こった内容も記録したいと思っている方はこちらのタイプをお選びください。
◯車外と車内全てを撮りたいとお思っている方。
上記の360度タイプのドラレコと、追加で後方のみを撮影するドラレコをもう一台購入されて取り付けしてください。これでバッチリです!
そして取り付けの位置は
雨の日を想定してガラス面から少し離れた位置でカメラレンズを取り付け出来るタイプがおススメです。
私の経験上、4〜7センチ位離すのが良いかと思います。
カメラの視界をワイパーで雨水を拭える所がベストです。
雨が降るとカメラに雨粒が映りますので出来るだけ拭き取れる場所が良いかと思います。
雨の日の撮影を想定しての実験結果でわかったこと
撥水ガラスがいいのか?
親水ガラスがいいのか?
どっち?
私個人の意見ですが…..
ドライブレコーダの雨の日の撮影は、親水式のガラスの方がきれいに撮影できたと思います。
撥水ガラスだと雨粒がカメラレンズの前にあり、見えにくくなることがあります。
雨粒が光に反射してその先の状況が見えにくくなるのです。
親水ガラスの場合だと水膜を通してではありますが、その先の状況は把握できるくらい写っていると思いました。
なので、雨の日のドライブレコーダーは親水式のガラスが良いのではないかと思います。
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そして最終結果は
私のチープな実験でも少しくらいご理解いただけたかもしれませんが、
撥水ガラスも親水ガラスも、雨の日はワイパーで雨水を拭わなければきれいには撮影できないという事です。
撥水ガラスでノンワイパーを考えている方には少々アレですが、ドラレコの撮影をしようと思う場合にはワイパーを積極的に使用することをお勧めします!
もし後方からアオリ運転をされたと思う時は、積極的にワイパーを動かして撮影されることをお勧めします。
もちろん親水ガラス派の方も同じです!
そして、フロントガラスの狭い車両で取付位置を考慮すると、モニターレスのWiFiモデルをお勧めします。
ここで少しご提案がございます。
まだドライブレコーダーをご使用されていない方や、これから購入を考えている方にご提案です。
◯自分のスタイルに合ったドライブレコーダーはどんなものを購入すれば良いのか?
上記の「まとめ」で書いている内容に当てはめてください。
◯どこで購入すれば良いのか?
自動車販売店やディーラーなどでも販売していますが、メーカー純正品などを勧めてくることが多く費用は高くなります。
なので、ネット通販などで安く購入してお手軽に安く取り付けしてくれる所を見つけることがおススメです。
例えば、Amazon-ドライブレコーダー一覧や、Yahooショッピングードライブレコーダー一覧や、各ネット通販サイトで購入して取る付けをしてもらえる自動車店を探せば良いのです。
自分で取り付けするよりきれいに取り付けできますし楽です。
これはあくまで一例ですが、皆さなの一番最適な方法で購入・取付をされると良いかと思います。
また、わからない事があればいつでもご相談ください。
皆様のご意見やご質問、ご相談などコメントをお寄せ下さい。
わからない事や教えてほしい事など、
私でお応え出来る事であれば何でもお答えしますので、
お気軽にお問合せフォームにご記入ください。
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