こんにちは、現役自動車セールスマンのフレディです。
今回は自動車のボディーにできた傷を、どうやって綺麗に消すことが出来るのかをお伝えしようと思います。
下取りや買取査定の時に、傷が少しでも減れば査定金額もアップするに違いないと思います。
皆様は自動車の下取り査定や買取査定をしてもらった事があると思いますが、査定に行かれる前にご自分の自動車の状態をよく見てからいかれましたか?
もし何もしないで査定に行っていたとしたら、査定金額でもったいない事になっていたかも知れませんよ。
私のお店にも下取りや買取で来店されるお客様が多くおられますが、皆さん汚れたままで傷も沢山付いた状態で持って来られます。
いつも思うんです。
「このくらいの傷だったら消せるのになぁ・・・ もったいない。」
「もう少し減ればあと数万円高く買い取れたのに・・・」
チョットした傷などでも自動車の査定では減点評価します。
自分で消せる傷であれば綺麗にしてから査定に行く方が賢いと思うんです。
同じ査定に行くのであれば少しでも高く買ってほしいと思うのは当然ですよね。
洗車後に少しの時間で簡単に消せる傷もありますので、これから紹介する技をみて実践してみてください。
買取り側の思いと、売り側の思い
このブログを見て頂いている方は、自動車を下取りや買取で売る側の人だと思うのですが、自分の乗っている自動車を少しでも高く買ってほしいと思うのは当たり前の事ですよね。
次に乗り換える自動車の購入資金の足しになるのが下取り車ですから、少しでも高く売りたいですね。
では、買取り側(私たち販売店)はどういう風に考えているのか?
はい、当然少しでも安く買いたいです! 商売ですから。
これも当たり前の反応ですが、私たち販売店では一概にすべてそう思うわけではないのです。
私たち販売店には、ほかのお店のとの競合などライバルたちが多くいて、価格競争やお客様獲得などと日々戦っています。(戦うとは言いすぎですが・・・)
下取り査定金額で、他店と競合して金額の吊り上げ商談や相談などはよくある事で、お客様も様々なお店回りをして来られます。
私たち販売店から、はっきり言ってしんどいお客様です。
私の思いですが、「ウロウロしないで早く決めましょうよ! 金額は目一杯出しますから・・・」
なんて思ったりします。
お客様も高く売りたい気持ちは良くわかるのですが、自動車の乗り換えとなると自動車をそのお店で買う事になります。
自動車を買うという事は、そのお店で自動車のメンテナンスするという事ですよね。
長いお付き合いになりますよね。
「お互い気持ちよく、売り買いしましょうよ」
こんな事を思うのは私だけでしょうか?
多くの販売店の担当者がそう思ってるんじゃないかと思います。
販売店の気持ちの一部を書きましたが、お客様側から気づかない事もあると思いますので今後少しずつ書いてみようと思います。
話は大きく反れていますが、お店回りでの価格つり上げも必要な事かもしれませんが、
まず査定に行く前に是非やってもらいたい事は、自動車を綺麗にする事です!
これは販売店も綺麗な車を買取して嬉しい事ですし、売る側のお客様も高く売れる可能性があるので、お互いにWIN・WINの関係が出来ると思います。
それでは実際に綺麗にするには、どのようにすればいいのかを写真を入れながら解説していきます。
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ボディーの傷は消せるんです
自動車のボディーは塗装で覆われていますが、その塗装に傷がついている事がありますよね。
運転ミスで擦ってしまった傷や、いたずらなどで書かれた傷など、塗装の表面に付いた傷などを出来るだけ目立たなくしようとするのが今回ご紹介する技です。
「何だそんな事か」、「それだったら良く知っているよ」
なんて思われる方もいるかも知れませんが、そこは暖かく見てやってください。
最初にお伝えしておくのですが、傷には消せる傷と、消すことの出来ない傷があります。
塗装表面に付いた傷を消すという事はどういう事なのかを次にお話します。
自動車の塗装には厚みがあり、大半の自動車の塗装には塗装表面はクリアコートされています。(透明な塗装です)
そのクリア層に入った傷を、コンパウンドと言う磨き粉で傷の深部まで削り取るのです。
傷の深さによって消せるものと、消せないものがあります。
深い傷を消そうとしてクリア層を多く削りますと、そのクリア層の下にある下地が出てきてしまいますので削る事は出来ません。
なので深い傷は消すことが出来ません。
深い傷は再塗装するしかないのです。
浅い傷ならコンパウンドでも消すことが出来きます。
ただし、クリア層の厚みは車種によって違うので当然削れる限界も変わってきます。
深い傷と、浅い傷の見分け方は、指の爪先で引っかかる傷は大半が消せません。
解りにくくする事は可能ですので実践の価値ありです。
これからお伝えする方法は自動車のプロが行う方法ですので、ご自身で施工される場合の自動車への影響は自己責任でお願いいたします。
プロが行う傷消し方法の解説
今回、最近入った下取り車のN-BOXを使用しました。
この車両には、いたずらによる線傷が80㎝くらいあります。
運転席側のドアとリアスライドドアにかけて線傷があります。
査定での減点は、フロントドアが20点、スライドドアが30点の減点になります。
金額にすると約5万円程度の減額です。
これを綺麗にすれば5万円高く売れたはずです。
これからお伝えするのは一般の方でも簡単に傷を消す方法です。
簡単ではありますが無理はしないでください。
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フロントドアからリアスライドドアにかけて線傷があります。
マスキングテープで4箇所に印がつけてあります。
右から1~3番が線傷です。
4番がスライドドア下部の傷で、5㎝位あります。深い傷です。
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線傷は浅い部分と少し深い部分があり、完全には消えないかもしれません。
傷取りをする前に水洗いで洗車をします。
必ず洗車は行ってください。砂や汚れを洗い流してください。
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今回はこちらの道具を使用しました。
一番左が目消しコンパウンド
その右が仕上げコンパウンドです。
下にあるのが柔らかいウエス
右にあるのが固形ワックスです。
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目消しコンパウンドを小豆くらいの量を、柔らかいウエスに付けて擦ります。
擦り方は、少々力を入れてゴシゴシと楕円を描くように擦ります。
コンパウンドが乾きかけてきたら一度乾いたウエスでふき取ります。
傷が消えるまでこれを繰り返すのですが、
やりすぎるとクリアコートの層を削り取ってしまいますので
気を付けてください。(擦りすぎ注意です)
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こんな感じでおおまかにですが傷が消えました。
傷の深部までクリアコートを削ったことになります。
でも目消しコンパウンドでの粗削りですので、まだ綺麗になった訳ではありません。
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違う角度からのショットです。
写真ではわかりにくいですが擦った部分は白く擦り傷があります。
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線傷は消えましたが、このように目消しコンパウンドで擦ると
粒子が荒いので塗装面に擦り傷が入ります。
この擦り傷を仕上げコンパウンドで消していきます。
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傷けしの時と同じように、仕上げコンパウンドを少々ウエスに付けます。
このとき使用するウエスは、先ほど粗削り使ったウエスとは別のものを使用してください。
仕上げコンパウンドは非常に細かな粒子ですので線傷を消す能力はありません。
目消しコンパウンドの擦り傷を消すためのものです。
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リアのスライドドアも同じように荒磨きから仕上げまで傷けしをします。
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これでいたずら傷は消えました。
綺麗になったと思います。
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そして4番の傷です。
これは爪が引っかかる程度の深い傷です。
はっきり言って完全には消せません。
見えにくい程度までは出来ると思います。
無理に目消しで擦りすぎないようにしてください。
擦りすぎは下地が出てきます。
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完全には消えていませんが、わかりにくい状態には出来たと思います。
これも粗削りから仕上げまでした状態です。
光を当ててよく見ると傷が残っているのがわかると思います。
パッと見た目ではわからないです。
これなら査定で見てもらっても見落とすかもしれませんね。
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最後はワックスなどで全体をなじますと綺麗になります。
今までは一般の方でも出来る方法ですが、
プロの磨きとになるとポリッシャーなどを使って綺麗に磨き上げます。
中古車として販売する時は、綺麗に傷を取って車全体の磨きをポリッシャーで仕上げます。
ポリッシャーでも下磨きから仕上げ磨きと最低でも2回は磨きます。
グラスコーティングなどを施工する場合ですと3回~4回の磨き工程を施すのです。
結構大変なんですよ。
コーティング費用が高価なのも納得してもらえるかもしれませんね。
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今回の傷消しで使用したコンパウンドです。
私は車種や塗装の状態によってコンパウンドの種類も変えて使用しています。
今回は比較的塗装が柔らかい車種でしたのでこれをチョイスしました。
今回使用したものはプロ用材料ですのでお店では一般売りはしていませんが、同じようなものも販売されていると思いますので探してみてください。
一般の方は種類に関してあまりシビアに考える必要はないので手に入るものをご利用ください。
購入の目安としては、
1000番から1500番程度のサンドペーパー傷の目消しコンパウンドです。
仕上げ用は磨き後の仕上げ用コンパウンドです。
一般の方は出来るだけ少ない量のものを選んでください。
絶対に使いきれませんので・・・もったいないです。
こんな感じで査定に行く前に自動車を綺麗にしておくと金額アップも見込めます。
この傷消しでかかった時間は30分程度です。
これで査定をしてもらう前に綺麗にしておくと自信をもって行けますよね。
短時間に金額アップが出来るとしたら、やらないと損ですよ!
是非チャレンジしてみてください。
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