自動車ではエンジンオイルの種類によって燃費が悪くなる事があります

最近ガソリンの高騰が続いていますが、皆様の近くのガソリンスタンドはいかがでしょうか。
ここ数年下がることなく徐々に上がってきたように思います。
燃料の高騰は自動車の燃料代や家計にも響いてきますよね。

自動車のエンジンオイルも、車に合った種類を入れないと燃費性能は落ちてしまいます。
せっかくの低燃費自動車に乗っていても、間違った種類のエンジンオイルを入れてしまうと燃費が下がって、無駄に燃料を消費してしまう場合があるのです。

エンジンオイルには種類があり、グレードや粘度の違いがあります。
ハイブリッド車や低燃費車には、その車に合う種類のオイルを使用しないと燃費性能に大きく影響してきます。

 

皆様のマイカーには適正なエンジンオイルが入っていますか?

 

皆様のマイカーには、その車に合った適正なオイルを使用していますか?
(客)「そんなの良く知りませんよ」
(客)「車屋さんにおまかせですから・・・」
このような方が多いのではないでしょうか。

エンジンオイルは、カーショップやカーディーラーなどで交換されている方が多いと思いますが、エンジンオイルの種類はお店にお任せで交換されているのではないでしょうか。

お店任せやサービスマン任せで、皆様のマイカーに指定以外の種類のオイルを入れられている場合があるかもしれません。

★お客様からこのような声を聴いたことがありました。
「知識不足の作業者が間違った種類のエンジンオイルを入れたみたいで、私の車は燃費が悪くなったよ・・・」

もちろん私のお店の話ではありませんが、カーショップやガソリンスタンドなどで、車に詳しくない方が交換した場合にこのような事があったそうです。

例えば、ハイブリッド車(低燃費車)に、古いタイプ(粘度の高い)のエンジンオイルを入れてしまった場合、燃費が5%~20%くらい悪くなってしまいます。

オイルの粘度が固くてエンジンに負荷がかかってパワーダウンする事で燃費が悪くなります。

ガソリンが高騰している時期に、そのような事にならない為にもこのブログを見て頂いた方に、無駄な出費が出ないようにエンジンオイルの知識を少し覚えて頂いて、お得で賢いカーライフを送っていただきたいと思います。

 

自動車のエンジンオイルには種類があります

世の中に出回っている自動車用エンジンオイルは多くの種類があります。

簡単に分類してみます。

エンジンの種類では主に
● ガソリンエンジン(主に乗用車)
● ディーゼルエンジン(主にトラック)
● ロータリーエンジン(最近は少ない)
などがあります。

それぞれに種類の違うオイルを使用します。

今回は皆様も乗っている乗用車を中心にお話したいと思います。
乗用車は主にガソリンエンジンを使用しています。
ハイブリッド車もガソリンエンジンです。(一部ディーゼルもあります)

エンジンオイルには、世界的な基準のオイル規格があり、
オイルのグレードや、オイルの粘度を表す記号が付いています。

 

API規格  グレード表示

API規格とは、米国石油協会(API)と
アメリカ自動車技術者協会(SAE)と
アメリカ材料試験協会の三社が決める規格の事で、
耐摩耗性や高温時の耐久性など様々な条件をクリアして、
エンジンとともに進化してきたエンジンオイルの性能を、
どの程度クリア出来ているかのグレードをあらわす規格です。

(SMグレード・SNグレード・CLグレードなど)
最初の(S)はガソリンエンジン用の略
(C)はディーゼルエンジン用の略
後のアルファベットが進むほど性能が高くなります。
また、最近は(GF-5)と言う規格もあります。

 

SAE  粘度表示

SAEとはアメリカ自動車技術者協会のことで、
「10W-30」とか「0W-20」などと表されます。
これはオイルの粘度表示で、冷間時と高温時のオイル性能を示した表示です。

前半の数字が小さいほど低温で固まりにくい特性があります。
0Wなら零下35℃、5Wは零下30℃、10Wは零下25℃に対応しています。
WはWinter(冬)の略で、10Wよりも5Wのほうがエンジン始動時における負荷が小さくなり燃費も良くなります。

後半の数字は、高温時の粘度を表していて数字が高いほどオイルが固くなります。
30の部分がエンジンオイルが100℃(温間時)の時の動粘度(固さ)をあらわしています。

 

ハイブリッド車や低燃費車にはこのオイル粘度が、燃費性能を大きく左右すると言われています。
低燃費エンジンに固いオイルを入れてしまうと、エンジンの回転に負荷がかかり燃費が落ちてしまいます。

このSAE規格が燃費性能には大事です!

 

 

車に合った適正オイルとは

自動車のエンジンオイルには車種や用途によって適切なものがあります。
これを間違えると燃費が悪くなったり、エンジンの金属に悪影響を及ぼしたりします。

そもそもオイルの役割は、オイルの膜で金属同士が接触して摩耗しないようにしたり、温度を下げたり上げたり熱を伝達する役割を持っています。
その用途に合ったオイルを使用するようにしましょう。

では自動車の場合、どの車にどのオイルが適しているのか、
簡単にわかりやすく説明いたします。

 

最近主流になりつつあるハイブリッド車では、超低燃費エンジンを採用しています。
特に低燃費に特化したエンジンで低回転でのパワーを重要としていて、スポーツカーエンジンのように高回転ハイパワーは求めていません。
ですので低回転でもフリクションロスの少ないオイルを選ばなければなりません。
つまり、低粘度(柔らかい)のオイルを採用しているという事です。

 

ハイブリッド車に適しているオイルは

(参考です)
高性能な低粘度オイル = SNグレードの0W-20など
低燃費の小型車でもこちらを選んでいただく方が良いかと思います。

 

スポーツタイプのハイパワーエンジンには

(参考です)
低温から高温まで耐えられる高性能オイル
=  SNグレードの5W-40など

 

と言うように簡単に言ってしまえばこんな感じになります。
これはあくまで参考ではありますので、オイル交換をしてくれるサービスマンとお客様でご相談されて、どのオイルにするか決めて頂く方が良いかと思います。

サービスマンと相談する事によって、どのようなオイルをチョイスするのかがわかります。
お店にお任せにしていると、間違ったものや、すごく高価なオイルを入れられても困りますからね。

私のお勧めで言いますと、
メーカー指定の純正オイルを使用されるのが一番です!
絶対間違いないオイルです!

メーカーの賢い人たちが、その車用に作った物ですので一番合っているはずです。
自動車のサービスマニュアルや取扱説明書等に指定オイルは記載されていますので、ご興味ある方は一度見ておかれる方が良いですよ。

 

 

エンジンオイルは何処で交換するのがいいの?

皆様のマイカーはどこでエンジンオイルを交換されていますか。

カーディーラーやカーショップなどが多いのではないかと思いますが、中には自分で交換されているとか、ガソリンスタンドなどに頼んでいるなどもあるかもしれません。

いずれの所で交換されるにしても、信頼出来るサービスマンに作業してもらう方がいいですよね。

そして交換する前には、どのようなオイルを使用されているのか確認をしておく方が良いと思います。

私のお勧めするオイルは純正指定モノですが、それに準ずるレベルのものであれば大丈夫だと思います。

どこのお店で交換されるにしてもお店の方と相談して、その車に合った適正オイルで作業してもらうようにして下さい。

いつも同じ所で交換されるいるのであれば、どのような銘柄のオイルを使用されているのか一度聞いておかれる方が良いかもしれません。

行きつけのお店がない方などは、近くのカーディーラーやオイル交換ショップを検索されてみて下さい。

 

 

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フレディ
40代のおっとり自動車セールスマンです。 自動車業界ではそれなりに一通り経験してきており、整備から販売までさせて頂いております。 整備士の資格や自動車査定士の資格もあり、中古車などの情報も得意分野であります。

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