中古車を購入されたお客様からボディコーティングの依頼がありました。
「納車前に外装ボディを磨いて綺麗にされると思うのですが、その時にグラスコーティングも一緒に施工できないでしょうか。」
「コーティング溶剤はこれで施工できますか?」とお客様が「Pika2rainピカピカレイン」持って来られました。
新車から1年経過した中古車での施工は、さてどんな感じで仕上がったのでしょうか。
そして施工のやり方はどんな感じだったか、などレビューも踏まえてお伝えしていこうと思います。
中古車でも施工できるグラスコーティング
ボディコーティングは新車の時にするものだと思っていませんか?
新車時に施工するのが1番良いのですが、中古車でも綺麗に磨いた後ならグラスコーティングの施工もできるのです。
今回、中古車ご購入のお客様からの依頼で納車前にグラスコーティングの施工を承りました。
コーティング剤はお客様の持ち込み商品で、ピカピカレインプレミアム【滑水性】 と言う指定の材料でした。
普段私どもは一般市販品ではない業務用のコーティング剤を使用しており、一般販売されている溶剤は使用した事がないので少し戸惑いました。
一般販売されている物なので、施工方法も簡単に出来るものなのだろうと思いお客様の依頼を受けることにしました。
自動車販売店や専業コーティング施工店でのコーティングとは?
自動車販売店や専業のコーティング施工店ではどのようにグラスコーティングを施工しているのでしょうか。
様々なグラスコーティングがありますが、最近の主流で簡単に紹介したいと思います。
コーティングと言いましても様々なものがありますが、今回はグラスコーティングの事を少しお話したいと思います。
自動車の塗装面に施工するグラスコーティングは、塗装面に溶剤を塗り込むタイプと、スプレーガン等で塗装面に吹き付けるタイプがあります。
場所によって使い分けられることもありますが、最近は塗り込むタイプが主流ではないかと思います。
塗り込むタイプの中でも溶剤のガラス成分濃度の違いで施工方法も違ってきます。
ガラス成分を水分反応で硬化させるものや、硬化促進剤を混ぜてから使用するものなどでも施工方法が違ってくるのです。
そして塗装面に施したコーティング剤の膜厚の違いでも仕上がりに違いがあります。
ではどの様に施工しているいるのでしょうか…
それはお店によって(施工のこだわり)違いがあります。
新車時行なう施工の場合は?
塗装は綺麗だから脱脂処理だけでグラスコーティングの施工をするお店や、こだわりのある施工店などでは新車から3工程の磨きの下処理を施してからコーティング施工するお店もあり、それぞれに施工方法の違いがあるのです。
皆さまでしたら新車に施工する時はどちらを選びますか?
磨いてからの方がいいと思いますが、まずは金額と相談かもしれませんね。
中古車の施工ではどうでしょう?
購入から納車までの間で販売店では車両を綺麗にされると思いますが、その時にボディ磨きをされてから納車になるのではないでしょうか。
ボディーコーティングをするならその時がチャンスです。
綺麗に磨き上がった時にグラスコーティングを施行されておくのが良いのではないかと思います。
購入時のオプションで追加するのもいいのですが、それではお店の施工価格になってしまいますよね。
そこで中古車成約後にお店に相談するのです。
(客)「一般の方でも簡単に施工できるようなので、お願いできないでしょうか」
こんな風にお客様からご相談されたら、お店の人は施工はできますけど少々の施工料金はくださいね。というのではないかと思います。
そこでお客様はお店の人におねだりしてみましょう。
(客)「サービスでやってくださいよー」
(私)「仕方ないですねー。やりましょう!」
そうやって今回はお客さまに上手に乗せられてしまったのがこの私です。
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Pika2 ピカピカレインを実際に施工してみた
今回お客様が持って来られたピカピカレイン を初めて施工してみました。
今までに色々な種類のコーティングをしてきて、良いものや、そうでないものがありました。
さてこのピカピカレイン はどんな感じだったのかの感想と、施工の内容を画像も入れてご紹介したいと思います。
この車両は中古車ですのでま、まずはボディの下磨きから行います。
ボディ磨きをしている画像を取り忘れたので、磨いた後での画像ですがこのようにシングルポリッシャーからギアアクションやダブルアクションを使い磨き上げていきます。
ノンシリコンのコンパウンドを使用しているので脱脂作業は省けます。
そして水洗いをしてコンパウンドを洗い流します。
水弾きが無く塗装面に馴染むようになります。
気になる時は拭き上げ後にさらに脱脂作業をする事もあります。
これでコーティングを施工するまでの下処理が完了しました。
今回使用するピカピカレインプレミアム【滑水性】
この商品は、親水性と撥水性の良い所を掛け合わせた、滑水性となっているようです。
では早速ピカピカレインを塗りこんでみようではありませんか。
どんな感じに出来るのでしょうか。
専用のスポンジに少量つけて薄く塗り伸ばしていきます。
塗装面に馴染みよく塗れますね。
塗り残しの無いようにワンパネルだけ塗ります。
気温が高い時や湿度の多い日には、パネルの半分だけ(ドアの半分)の塗り込みで拭き取るようにしましょう。
そしてマイクロファイバークロスで、拭き伸ばしながら拭きあげていきます。
ここがポイントで、塗装面に付いたコーティング剤を塗り伸ばすようにしながらふき取っていきます。
拭き取りしにくい場合はマイクロファイバークロスを2枚用意して、拭き伸ばし用と拭き上げ用を使い、分けて拭きあげると簡単に出来上がります。
この溶剤は乾きも早すぎず適度に拭き伸ばせました。
これなら初めての方でも施工は簡単にできると思いました。
そして一通りクルマ全体を施工することが出来ました。
この時の溶剤は小瓶の半分以上残っていました。
このコーティング剤のメーカーさんは完全硬化後の2度塗りをお勧めされています。
初回施工日から2週間後に2度塗りをすると膜厚も上がり光沢も増して綺麗になるらしいのです。
なので2回目のコーティング処理をする事としました。
表面硬化するのに1回目の施工から12時間は水などに濡れないようにしなければいけないので、ガレージの中で保管をします。
施工日から翌々日にもう一度施工することにしました。
これは一般の方にはお勧めできませんが、私どもの自己責任で再施工を施しました。
お客様の納車まで2週間も待てないので硬化を促進させて2度塗りをしました。
ボディ全体に水で濡らして絞ったクロスで拭きあげます。
そして最初に施工したように、再度ピカピカレインを専用スポンジで塗布して拭きあげます。
1回目の施工よりさらに艶が出ているのが目で見てわかりました。
グラス層の膜厚が多くなっているのを感じました。
更にツルツルでピカピカになったように思います。
でも皆様は、メーカーさんが言うように2週間後の完全硬化後に再施工される様にしてください。
今回はあくまでイレギュラー施工ですのでマネしないようにしてください。
余った溶剤でホイールもコーティング施工
2回目のボディーのコーティングが終わり、ピカピカレイン の溶剤は約1/5くらい残りました。
この残った溶剤をアルミホイールにも施工していきます。
普通なら車両に付いてる状態で施工するのですが、スタッドレスタイヤを装着していたのでノーマルタイヤは外している状態でした。
アルミホイールをコーティング施工するのは車両から外してから行う方が施工しやすいです。
まずはタイヤとホイールをキレイに洗浄して、よく乾かしておきます。
水分の無い状態になったら、アルミホイールを脱脂します。
今回使用している脱脂剤はボディコーティング用のものを使用しています。
ピカピカレイン の専用品も販売されているようなので、そちらを使用されるのが良いのではないかと思います。
脱脂が終わればコーティング剤を塗布していきます。
細かい部分にもスポンジを入れて塗布していきます。
ボディと同じように、塗布してすぐに拭き伸ばしながら拭き取ります。
細かい所も拭き残しのないように拭き取ります。
拭き残しが乾いて固まってしまうと、後で取れなくなるので気を付けてください。
見えにくい時はライトなどで照らしながら拭くのが良いかもです。
拭き上がれば水のかからない所で1日置いておくと出来上がりです。
このピカピカレイン は小さな小瓶ですが、少量でも伸びが良いので十分に車両とホイールを施工することが出来ました。
ボディの2度塗りしても、小型車ならこのひと瓶で十分に施工出来ると思います。
3年間耐久!洗車も楽々♪ガラスコーティング剤 ピカピカレイン
ピカピカレイン使用の私的感想・レビュー
今回初めてこのピカピカレイン を施工させていただきました。
はっきり言ってあまり乗り気ではありませんでした。
初めてなので失敗したらどうしようなどとビビってました。
でもこのピカピカレイン を使用してみて思いました。
「プロでなくても施工できる!」
「お値段もお手頃価格!」
こんな感じでしょうか。
施工するのに多少のコツとテクニックを覚えると簡単に施工することが出来ると思います。
多少のコツとテクニックは上記で書いたような事で、チョットしたテクニックでうまく出来るようになれます。
色々なコーティングをしてきた私でも今回のピカピカレイン は楽に施工することが出来ました。
私の普段使用しているコーティング剤よりも乾きが少し遅くて、拭き伸ばしやすく一般の方でも失敗しにくい商品だと思いました。
仕上がりの艶もよく、ツルツル感もなかなかの物だと思いました。
2度塗りをすることで膜厚も増えてより輝きと艶が出ました。
本来は完全硬化後に2度目の施工をするのですが、今回は納車時間の関係でイレギュラー施工をしました。皆様はメーカーさんの言うように2週間後に施工するようにしてくださね。
このピカピカレイン のコーティングメーカーさんの施工方法もホームページで書かれていて、わかりやすいように書かれており誰でもが初めてのコーティング施工が出来るようになっているのでオススメです。
今回お客様に納車する前に洗車をして水弾きがどんなものか見てみようと思っていたのですが、車両も汚れていなかったのでそのままお客様の元へ行ってしまいました。
また入庫した時に洗車してみようと思いますので、その時には画像をご紹介したいと思います。
施工直後の水弾きの画像が撮れなかったので、今回洗車の画像を取ることが出来ました。
施工してから丁度3カ月経過した状態です。
水をかけた時の状態です。
施工直後とほぼ変わらない水弾きを保っています。
水切れも良く、水滴が集まって流れていく感じがわかるでしょうか。
撥水で弾き過ぎず、ベターとした親水でもなく丁度良い感じでした。
この状態が何カ月保てるのかはわかりませんが、今後も見れる時は見ていこうと思います。
水弾きが悪くなった時はメンテナンス剤も販売されていて、ピカピカレインのサイトで購入できるようになっているので手に入れられてはいかがでしょうか。
まとめ
今回コーティングしたピカピカレイン のコーティング剤ですが、プロのコーティング施工しているものからの感想は、一般販売品でも「すごく良く出来ていますね」と言うのが第一の感想でした。
これなら一般ユーザーさんでも簡単に施工出来ると思います。
私自身も、とても良く出来た商品だと感じました。
下処理だけしっかりしておけば誰でも簡単に施工出来ると思います。
皆様に自信をもってオススメ出来る商品だと思います。
新車から数年経っても、ボディ磨きができれば施工出来ます。
もちろん新車の時に施工するのが一番です。
簡単施工出来ますので皆様もコーティングされてはいかがでしょうか。
ピカピカレインプレミアム【滑水性】
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Photo: フレディ(ブログ運営者)
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